印刷所さん

「一緒に同人誌作りをしていきたい」STARBOOKSさんロングインタビュー

STARBOOKSさんの作業場公開!

お忙しい中、作業現場にお邪魔しました。
データの処理作業は3階のとてもお家のようなオフィスで。そこから2階にある印刷機にデータを流して印刷をしています。
※印刷中のご本の原稿には、カラー・モノクロともぼかしなどの処理をしています

はにわくん
はにわくん
オンデマンド印刷機!

中にはカラーのトナーが入っています。この印刷機では表紙などのカラーページを刷ります。別の機種では、CMYK+特色などのトナーが入っています。機種ごとに得意分野ややれることが違うため、設備投資が重要になってくるのです。

はにわくん
はにわくん
スタブさん自慢の特殊紙だ!!!!!!!(興奮中)

特殊紙は、オンデマンド印刷機の機種によって、色の乗り方、文字の出方などが異なることがあります。心配な人は刷り見本を取り寄せて比較検討をしてみることをオススメします。

次に、本文の印刷機です。

本文の印刷中。すごい勢いでどんどん印刷が仕上がっていきます。本文の印刷では、マット感重視の機種・両面がいっぺんに刷れる機種があります。

――本文のベタ、本当にマットですね!

もうほとんどオフセットと見分けがつかないところまで進化していますね。

機械の上には、処理中・作業中のご依頼のファイルがどっさり…

――ところで、もうめちゃくちゃたくさんありますけど、今週末のイベント合わせでしょうか(取材日:11月末某日)

いえ、冬コミ合わせが多いですね。

はにわくん
はにわくん
良い子入稿だ・・・
パグくん
パグくん
良い子入稿だ・・・

ここで刷られた表紙と本文は、社内エレベーターで1階に下ろされ、加工・製本されます。

どんどん製本されていきます。

ーーオフセット印刷は別の場所で印刷しているのでしょうか?

オフセットは、当社の別の場所にある工場で印刷しています。ここではオンデマンドの印刷から製本までを一貫しておこなっています。

はにわくん
はにわくん
オフセットの印刷機は、小さなものでもだいぶ大きくて長いんだよ

こうして、本ができあがります。

最後に・まとめ

印刷の技術や機械の性能は、日々進歩しています。同人誌の印刷会社さんも、どんどん設備投資をされたり、新しいサービスを取り入れたりされています。今回取材をしましたSTARBOOKSさんでも、新しいやり方や印刷機を取り入れたり、サービス向上のためにはどうしたら良いか、と日々考えていらっしゃいます。

印刷所さんのサイトをこまめにチェックして新しい情報を仕入れたり、要望などはきちんと伝えることで、普段お世話になっている印刷所さんとも、さらに良いお付き合いができるのではないでしょうか。

手元にある同人誌がどのように印刷されているのかということは、なかなか知る機会はありません。自分の大事な「好き」をベストな形で現物にするために、印刷所さんの考え方や印刷の裏側を知っておくことは、決して損ではないと考えます。
この記事が、無理のない、楽しい同人活動と本作りのお役に立てれば幸いです。

重ねて、大変お忙しい中、長時間の取材をお受けくださったSTARBOOKS様、ありがとうございました。

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